ベトナムのヴィンテージの花器Biên Hoà「ビエンホア」
Biên Hoà 陶器とは、ドンナイ省ビエンホアにて、フランス人のBalick夫妻と、ビエンホアの職人たちで作り上げられた陶器の総称です。
1923年にBalick夫妻がビエンホア美術工芸学校の教授としてフランスから着任し、ビエンホア陶器の芸術性を大きく飛躍させました。その美しくカラフルな釉薬技術と模様は、ベトナム職人が持つアルチザン性とフランスのアート性が織り混ざった唯一無二のものです。
現在ビエンホアの窯元で、その技術とアート性を継承している窯元がなくなってしまった事もあり、ベトナム陶器の中でもその貴重性は特に高く、ヨーロッパを中心に世界中に多くのコレクターが存在しています。